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民事再生と個人再生の違いは?

「民事再生」はよく耳にする言葉ですが、そもそも、「民事再生」と債務整理方法の1つである「個人再生」とは何が違うのでしょうか?
結論から言うと、民事再生は企業の倒産手続の一種です。民事再生の個人版が個人再生(個人民事再生)になります。
ここでは、民事再生とは何か、個人再生は民事再生とどう違うのかについて、簡単に説明します。

民事再生とは

企業の倒産手続きには、破産手続きなどいくつかある中に、民事再生手続きがあります。
民事再生手続きとは、企業が再建するための再生計画を債権者に示して同意を得、裁判所の認可を受けて、計画通りに返済を行い、経営を立て直すための手続きです。

破産手続きの場合は、借金を清算する代わりに、資産も処分することになります。
資産の処分が必須であるため、基本的には事業を継続することはできません。
破産手続きは、全てをリセットし、一からやり直すことが可能です。

しかし、民事再生手続きの場合は、借金の返済が続く代わりに、一定の財産は残すことができます。
ですから、規模の縮小はあるにしても、事業を継続することが可能です。

民事再生を選択すれば、再生計画を定めて借金を整理し、破産を回避しつつ、経済的更生を図ることができます。

個人再生(個人民事再生)とは

民事再生は、基本的に一定規模以上の法人に対して設けられた制度です。
手続きはかなり複雑で、裁判費用もかなり高額になります。
小規模の個人事業者や個人が利用するにはハードルが高い制度でした。

破産をせずに債務整理ができる民事再生を、個人でも利用できれば、多重債務問題解決の助けとなることは間違いありません。

そこで、民事再生を個人でも利用しやすいよう、手続きを簡素化し費用を抑えるよう作られたのが「個人民事再生(個人再生)」です。

個人再生では、借金を5分の1〜10分の1程度まで大幅に減額するだけでなく、3年から5年の長期分割払いにすることができます。

自己破産とは異なり、財産の処分や資格の制限もありません。住宅ローンを残して、住宅を取り上げられないようにする「住宅ローン特則」と言う制度もあります。
このように、個人再生は、借金を大幅に減らしつつも、自己破産のデメリットを回避することができる、大変有効な方法です。

現在では、多くの人が債務整理方法の1つとして、個人再生を利用しています。

まとめ

民事再生手続きを簡素化し、費用を抑え、個人でも利用しやすいようにしたのが、個人民事再生(個人再生)です。
個人再生は財産の処分や資格制限等、自己破産のデメリットを回避しつつ、借金を大幅に減額することができる、有効な債務整理方法です。