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クレジットカードのキャッシングと買い物利用は債務整理できるの?

「クレジットカードが払えなくなったら債務整理できる?」
「債務整理したらクレジットカードはどうなるの?」

クレジットカードはとても便利ですが、気付かないうちに使い過ぎてしまったり、収入が減ったりして返済できなくなる人も少なくありません。
クレジットカードの支払いが苦しくなってしまったら「債務整理」という手続きを行えば、返済額を減らしてもらったり、返済自体をなくしてもらったりできます。
債務整理をすると一定期間はクレジットカードが使えなくなりますが、対策をすればそこまで不便ではありません。

クレジットカードはキャッシング枠もショッピング枠も債務整理できる

債務整理というと借金が返せなくなった人がするものというイメージがあると思いますが、クレジットカードの支払いも借金と同じように債務整理で減額や返済免除にしてもらうことができます。
クレジットカードには、直接お金を借りられるキャッシング枠と、買い物や公共料金の支払いなどに利用できるショッピング枠がありますが、どちらも債務整理することができます。
また、クレジットカードには毎月一定額を返済する「リボ払い」というシステムがありますが、リボ払いにしてある支払いも債務整理することが可能です。

債務整理するとクレジットカードで買ったものは回収される?

クレジットカードを債務整理すると、ショッピング枠で買ったものはクレジットカード会社に回収されるという情報を目にしたことがある人もいると思います。
結論からいうと、車・バイクなど高額な商品を買った場合や、パソコン・スマホ・腕時計などを分割払いで購入した場合には、買ったものを回収されるケースがありますが、そこまで多くはありません。
ただし、「買ったものを回収されたくないからショッピング枠だけ債務整理の対象から外す」ということはできないので注意してください。

クレジットカードに最適の債務整理は?

債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産の3種類の手続きがあります。
それぞれ減額できる金額・メリット・デメリットが異なるので、利用額や家計の状態などあなたの状況に合った債務整理を選ぶことが大切です。

任意整理は一番人気の債務整理

クレジットカードの債務整理としてまず検討するべきなのが、最も少ないデメリットで簡単にできる手続きである「任意整理」です。
任意整理とは、利息や遅延損害金を全額カットしてもらったうえで、元本の返済期間を60回払い程度の長期に延長してもらうことで、毎月の返済の負担を大幅に軽減できる債務整理です。
例えば、エポスカードで70万円とイオンカードで50万円の合計120万円を利用した場合、利息や手数料を含めると、返済総額は156万円程度になり、毎月の返済額も4万円を超えることが多いです。
ここで任意整理をすると、利息・手数料の約36万円は支払わなくてよくなり、毎月の返済額も2万円まで抑えることができます。
任意整理は弁護士や司法書士に依頼して行うのが一般的ですが、依頼した後はしなければならないことが特にないので、手続きが簡単だというメリットもあります。
また、裁判所を通さずにクレジットカード会社と直接交渉をするという形の手続きなので、保証人付きの借金や完済前の自動車ローンなど、整理したくない借金もある人には最適の債務整理だといえます。

利用額が大きければ個人再生

任意整理では利息をカットしてもらえますが、元本を減らしてもらうことができないため、利用額が大きすぎる人は任意整理ができないというデメリットがあります。
その場合は「個人再生」を選べば、元本を大幅に減額してもらったうえで、返済期間を3~5年にしてもらうことができます。
例えば、「クレジットカードの利用額が高額なうえ、他にも消費者金融から借金をしていて合計500万円になる」という人でも、返済総額を100万円まで減らしてもらい、毎月の返済額を3万円以下にすることが可能なのです。
ただし、財産がある人は財産を売却処分した場合の金額までしか借金を減額してもらえないので注意してください。
例えば、借金が500万円の場合、150万円の価値がある車を持っていると、返済額は150万円までしか減額にならないのです。
個人再生も弁護士などに依頼して行いますが、裁判所を通して法的な手続きをとることになるため、すべての借金が同じように整理されます。
保証人付きの借金や完済前のローンなど、整理したくない借金があっても対象から外すことができないので注意してください。

返済自体ができないなら自己破産

任意整理や個人再生の場合、手続き後は減額された借金を返済しなければならないため、ある程度の収入がなければ選ぶことができません。
そのため、「病気やケガで働けない」「失業してしまった」など、返済自体が難しい事情がある人は「自己破産」を行うことになります。
自己破産をすると、クレジットカードの利用額や借金の残高などがすべて0円になり、経済的に再スタートを切ることができます。
ただし、20万円以上の価値がある財産(お金・家・土地・車・バイク・退職金見込額・保険の解約払戻金など)はすべて処分されてしまいます。
とはいえ、99万円以下の現金と生活必需品(家具・家電など)は手元に残すことが認められているので、一文無しになって生活できなくなるということはありません。
自己破産には「同時廃止」と「管財事件」という2種類の手続きがあるのですが、財産がない人は同時廃止の手続きを取ることになるため、簡単に借金をなくすことができます。
しかし、財産がある人などで管財事件の手続きを取ることになった人は、手続きが完了するまでの数カ月間、「一部の職業に就けない」「引っ越しや海外旅行に裁判所の許可が要る」といった制限を受けるので注意してください。

まとめ

・クレジットカードはショッピング枠・キャッシング枠ともに債務整理できる
・債務整理は3種類あるので、状況に合わせて最適なものを選ぼう